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2021年第6回諫早市議会定例会 閉会挨拶(2021年10月8日)

以下は、2021年10月に行われた諫早市議会での、大久保の閉会挨拶となります。テキスト化し掲載いたします。

  

閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、9月3日から本日までの36日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定をいただき誠にありがとうございます。

決算に関する議案につきましては、会期を延長して御審議いただき、また、本日追加議案として上程しました事業継続支援給付金事業の補正予算につきましても、特段の御配慮を賜り、深く感謝を申し上げます。
今期定例会における一般質問並びに議案審議で頂戴いたしました御意見につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。

先月17日に本市に接近しました台風14号につきましては、幸いにして大きな被害の発生はなく何よりでありました。
8月17日に株式会社ナフコ様と、また、先月27日には国立諫早青少年自然の家様との間で、災害時における物資の供給や施設の利用などについての協定を締結し、災害への備えをさらに一段と強化したところであります。まだしばらくは台風のシーズンが続きますので、気を緩めず警戒に努めていきたいと思います。

国政におきましては、10月4日に召集されました臨時国会におきまして、自由民主党の岸田文雄総裁が第100代内閣総理大臣に指名され、新しい内閣が発足しましたが、その中で、本県選出の金子原二郎参議院議員が農林水産大臣に就任されました。金子大臣におかれましては、衆議院議員から長崎県知事、参議院では予算委員長などを歴任され、長崎県の事情にも精通されていることから、本市の農林水産業の振興にも大いに寄与していただけるものと期待をしております。

九州新幹線西九州ルートの全線フル規格整備をはじめ、諫早湾干拓や本明川ダムなど様々な国の政策が本市の将来にも大きく関わってくることから、近く行われる衆議院選挙も含め、今後の国政の動向を注視したいと思います。
1年後に迫りました西九州新幹線の開業を見据え、この機会を地域活性化や交流人口の拡大にどう生かすべきかを考える西九州新幹線開業シンポジウムが、明日、諫早文化会館で開催されます。また、11月6日から7日にかけては、実行委員会主催による開業1年前イベント、同じく11月7日には、西九州新幹線レールウォークなど、新幹線開業に向けた機運を醸成するためのイベントが市内各所で繰り広げられる予定となっております。

8月21日に、トランス・コスモススタジアム長崎で開催されました第76回九州陸上競技選手権大会の男子100メートルにおきまして、長崎県立希望が丘高等特別支援学校2年生の臼木大悟さんが記録した10秒82のタイムが、日本知的障がい者陸上競技連盟において、日本新記録と認定されました。臼杵さんは自分で練習メニューを考え、コツコツと努力するとともに、多くの人たちの支えを力に変え、この日本新記録をつかまれたということであります。これからもさらに経験を積みながら、ぜひ世界へ羽ばたいていただきたいと思います。

平成30年8月から運用を行っております本市の公式ラインのお友だち登録数が、先月、県内の市町で初めて2万人を突破しました。分かりやすく、役に立つ情報発信に努めているところでありますが、今後はさらに若年層をターゲットにした公式インスタグラムの開設にもチャレンジし、キャンペーンとして、フォトコンテストを実施するなど、市内外を問わず、ユーザーを巻き込みながら、諫早市の魅力を効果的に発信していきたいと考えておりますので、ぜひとも多くの皆様に御参加いただきたいと思っております。

10月1日に執り行いました諫早市表彰式におきまして、市政の振興に御貢献をいただきました個人59名と6つの団体の皆様を表彰させていただきました。受賞されました皆様のこれまでの御努力と御労苦に対し、改めて敬意と感謝の意を表します。

新型コロナウイルス感染症につきましては、特別措置法に基づく緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が9月末をもって全面的に解除されました。本市でも県独自の緊急事態宣言の対象期間中は、営業時間の短縮や公共施設の閉館などを通じて、感染拡大防止への御協力をお願いいたしました。
10月6日からは、県全体の感染段階がステージ1に引き下げられたところでありますが、県外との往来には十分留意し、飲食に際しては大人数を避け、感染防止対策が徹底されたコロナ対策認証店を御利用していただくなど、感染の再拡大を招かないよう、引き続き市民の皆様の御協力をお願いいたします。

ワクチン接種につきましては、市民の皆様の御理解と関係機関の御協力も得て順調に実施することができ、10月6日現在、2回の接種を終えられた方は、接種対象とされている12歳以上では75.2%に達しております。10代や20代の若い世代へのワクチン接種も順調に進んでおりますが、特に重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の方への接種率につきましては、全国的に見ても非常に高く95.6%にまで達したところであります。
現在のところ、ワクチン接種の効果も相まって、市内における新規感染者数は落ち着いてきておりますが、国の報告によれば、2回接種後における感染事例もございますので、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染予防策の継続をお願いいたします。

本日、追加の経済対策として予算案を可決いただきました、飲食店等関連事業者の皆様に対する事業継続支援給付事業につきましては、令和3年8月または9月の売上高が、対前年比または前々年比で20%以上50%未満減少した事業者の皆様を対象に、2月最大で20万円の給付金を支給するものであります。
なお、50%以上減少されている皆様につきましては、国の制度による支援が受けられることになっております。

また、今会期中の9月24日に補正予算の議決をいただきましたプレミアム率20%のいさはや地域振興商品券でございますが、本日から順次各家庭へ購入申込書を送付することとしております。申込期間は今月18日から29日までとしており、地元諫早の経済を元気にするため、ぜひとも多くの御家庭に商品券を購入していただきたいと思っております。

諫早の秋といえば、のんのこ諫早まつりでありますが、御承知のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、昨年から2年連続での中止を余儀なくされております。まつり実行委員会におきましては、iisa交流広場など、市内3カ所に22年間続く歴代まつりのポスターを掲示するなどして、気運の高揚を図ってきたところでありますが、来年こそは新型コロナウイルスの脅威を乗り越え、オール諫早でのんのこ諫早まつりの開催ができることを強く願っております。

最後になりましたが、10月に入りまして秋の深まりとともに、朝夕の気温の変化が大きくなってまいりました。議員各位におかれましては、体調管理に十分御留意され、御健勝にて御活躍いただきますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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