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2021年第5回諫早市議会定例会 閉会挨拶(2021年7月15日)

以下は、2021年7月に行われた諫早市議会での、大久保の閉会挨拶となります。テキスト化し掲載いたします。

閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
初めに、去る7月3日に発生しました静岡県熱海市において、大雨に伴う土石流によりお亡くなりになられた方々に対し哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い被災地の復旧をお祈りする次第であります。

さて、今期定例会は、6月25日から本日までの21日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、提出いたしました各案件につきまして、本会議並びに各委員会を通じ、慎重かつ熱心な御審議を賜り、それぞれ御承認、御決定をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。

今期定例会における代表質問、一般質問並びに議案審議で頂戴いたしました御意見や修正可決されました予算につきましては、真摯に受け止めてまいりたいと思います。
追加上程をいたしました人事案件につきましても、特段の御配慮を賜り、特に副市長の選任につきましては、議員各位の御同意をいただき、誠にありがとうございました。
石橋新副市長には、これまでの諫早市職員としての豊富な経験を生かし、本市の発展に大いに貢献されることを期待しているところであります。

一昨日、気象庁から九州北部地方が梅雨明けしたと見られるとの発表がなされたところであります。
しかし、梅雨明け後も集中豪雨による被害を幾度となく経験している本市としましては、気を緩めることなく、引き続き防災対策に万全を期してまいります。

昭和32年の諫早大水害から今年で64周年を迎えます。例年7月25日には、諫早万灯川まつりを開催しておりますが、本年は昨年に引き続き感染症拡大防止のため打ち上げ花火や河川敷の万灯を取りやめとし、水難者慰霊式典のみを執り行うこととしております。

この7月25日を忘れることなく、大水害の惨禍を次世代へと語り継ぐため、現在、市美術歴史館において「諫早の水害展」を開催しているほか、今月17日には諫早市民センターにおきまして、「第12回諫早大水害を語り継ぐ」が開催をされます。

当日は、水害の記録映像、体験者の談話、自主的な防災活動に取り組まれている天満町自治会の紹介などが予定されており、7月25日からはユーチューブでも配信されるとのことですので、多くの皆様に御覧いただき、防災への備えや緊急時の行動について考えていただければと思います。

また、7月25日は、昨年発生しました轟峡法面崩壊事故からちょうど1年を迎える日でもあり、お亡くなりになられたお二人の御霊に対しまして献花を捧げたいと考えております。

去る6月28日には、千葉県の八街市におきまして、下校中の小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み、5人の児童が死傷するという痛ましい事故が発生いたしました。
長崎県下におきましては、歩行者を優先する運転の徹底、横断歩道を渡るなど自分の安全を守る行動の実践、そして、迷惑運転及び飲酒運転の根絶を重点に、昨日7月14日から7月20日までの7日間、夏の交通安全週間が実施されております。
交通事故のない安全安心な諫早市にしていくため、市民の皆様におかれましては、交通ルールの遵守と安全運転の徹底をお願い申し上げますとともに、市としましても危険な通学路の点検などを行ってまいります。

今月23日には、東京2020オリンピック競技大会が開幕をいたします。皆様、御承知のとおり、体操競技の内村航平選手が4大会連続メダル獲得を目指されており、その活躍が大いに期待されるところであります。
今回の大会では、市民の皆様とともに応援するパブリックビューイングはかないませんが、今月24日の予選と8月3日に行われる決勝は、ぜひ市内飲食店のおいしい料理をテイクアウトし、我が家でのステイホームビューイングで家族そろって声援を送っていただきたいと思います。

西九州新幹線につきましては、来年、秋の開業予定まで残すところ1年余りとなりました。おかげさまをもちまして、本市が分譲しておりました諫早駅東地区再開発ビルiisaの2階及び3階の商業業務区間につきまして、全ての区間において売買が終了し、今後のにぎわいが期待されるところであります。
そのほか開業に向けた市民の機運をさらに高めていくため、産・学・官をはじめとする各種団体と連携した諫早市新幹線開業記念事業実行委員会を今月27日に設立する予定であります。
オール諫早での記念イベント開催など官民一体となって、開業効果の波及拡大を目指してまいります。

現在、市内の飲食店14店舗において、諫早市内で捕獲されましたイノシシ肉を諫早ジビエ料理としておいしくいただける「ISAHAYA頂プロジェクト」が開催されております。このプロジェクトは、本市のビタミンプロジェクト実施事業の認定を受け、食材の宝庫諫早の食と、それに関わる生産者や製造業者、飲食店の魅力を知っていただくことで、諫早で暮らすことを改めて誇りに思ってもらえるような取組でありますので、皆様にもぜひお店に足をお運びいただきたいと思います。

スイスジュネーブの国連欧州本部に、核兵器廃絶を求める署名を届けております高校生平和大使に、先月10日、県内から諫早市内の高校に通う2名を含む過去最多の8名の高校生が選出され、平和運動における若い力の活躍が大いに期待されるところであります。
本市としましても、平和都市諫早宣言の普及を図るため、今月21日から8月末にかけまして、市内小学生の平和学習作品などを展示する「原爆パネル展」を諫早図書館など市内4カ所を巡回して開催する予定としております。

また、8月7日から市美術歴史館におきまして、諫早市出身で陸軍軍医として戦地へ赴き戦死をされました大塚格様が、戦地から諫早の家族に向けてしたためられました戦地からの手紙を展示する企画展を開催いたしますので、皆様にもぜひ御覧いただき、改めて平和について考える機会としていただければと思います。

新型コロナウイルスのワクチン接種につきましては、国が示す7月末までに希望される高齢者の方への接種を終える見込みであります。8月以降は、64歳以下の方への接種に移行してまいりますが、国からのワクチンの供給が3割ほど減少するとのことでありますので、本市としましてもワクチンの供給量に応じた接種スピードの最適化を図ってまいりたいと考えております。

なお、令和2年度の決算見込みにつきまして、参考資料をお手元に配付しておりますので、後ほど御覧いただきますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、これから暑さが本格化してまいります。議員各位におかれましては、体調管理に十分御留意され、御健勝にて御活躍いただきますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。

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