以下は、2023年12月に行われた諫早市議会での、大久保の閉会挨拶となります。テキスト化し掲載いたします。
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、11月24日から本日までの21日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定をいただき誠にありがとうございました。
今期定例会における一般質問並びに議案審議で頂戴しました御意見につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと思います。また、追加上程しました補正予算につきましても、特段の御配慮を賜り、誠にありがとうございました。
11月29日臨時国会において、デフレ完全脱却のための総合経済対策を盛り込んだ令和5年度補正予算が成立いたしました。今回、追加議案として補正予算をお願いしました3事業は、市民の生活と経済活動を支援するための事業であり、本市としましても、関係団体等と連携を図りながら、速やかな実施に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。
本市のふるさと納税におきまして、返礼品提供事業者が諫早市産でないものを発送していた件につきましては、寄附者の皆様にはおわびの文書を送付させていただきます。また現在は、返礼品提供事業者が提出した産地証明書等の内容を精査している状況であり、しかるべき時期に適切な報告をさせていただきたいと思います。
本年4月5日に南諫早産業団地の立地協定を締結しました京セラ株式会社につきまして、今月中に土地の売買契約を締結し、来年早々、引渡しを行い、その後工場の建設工事に着手されることが決定をいたしました。
なお、長崎県が本年10月に公表した長崎県の工業、2022年経済構造実態調査結果によりますと、最新の令和3年で、本市製造品出荷額が4,180億3,600万円となり、前年の長崎市を抜いて県内1位となっております。県内におけるシェアとしては27.7%を占めており、引き続き新たな産業団地につきましても計画を進め、さらなる工業の振興に取り組んでまいりたいと考えております。
12月2日、多くの諫早市民が待ち望んだ、役所広司さんの凱旋が遂に実現をしました。お祝いのため諫早文化会館に駆けつけた860人とケーブルテレビで生放送を御覧の皆様が見守る中、市民を代表して私から役所さんに諫早市民栄誉賞を授与させていただきました。
なお、市民栄誉賞の副賞につきましては御辞退をされ、公共トイレの清掃用具の整備などに充ててほしいとの御意向でしたので、その御厚意をありがたく頂戴し、公共トイレの美化に取り組んでまいりたいと考えております。
引き続き開催しました本市出身の脚本家、故市川森一さんの妻で俳優の柴田美保子さんを交えたトークセッションでは、諫早弁や本明川の話、諫早を舞台にした役所さん主演のテレビドラマ「親戚たち」のエピソードなどで大いに盛り上がったところであります。
また、役所さんから市民の皆様へのお礼として、映画「PERFECT DAYS」を一般公開に先駆けて上映していただきました。上映に際し、映画関係者の皆様には心から御礼を申し上げますとともに、役所広司さんの今後ますますの御活躍をふるさと諫早からお祈り申し上げます。
今月5日からスタートした住民票などのコンビニ交付サービスでは、開始から1週間で530件の御利用をいただいておりますが、市役所本館1階にもコンビニと同じ多機能端末機を設置しており、来庁されたお客様への利便性向上も同時に図っているところであります。
年明け1月4日からは、転入・転出などの手続に訪れたお客様から対面で御用件をお聞きし、職員が窓口支援システムを使って必要書類を作成することで、お客様にはその書類に署名をいただくだけで基本的な手続が完了する、書かないワンストップ窓口を開始いたします。
また、お客様ごとに必要となる関連手続をまとめて御案内するとともに、一部手続については、市民窓口課で代行受付を行うことで、お客様の負担軽減を図ることとしております。
今後も、デジタルの力を積極的に活用し、市民サービスのさらなる向上と事務の効率化を進めていきたいと考えております。
新春の恒例行事としまして、1月7日には令和6年諫早市二十歳の集いを、1月10日には令和6年諫早市消防出初式を開催します。特に消防出初式につきましては、4年ぶりとなるアーケードでの観閲行進を復活し、本明川河川敷の一斉放水と併せたフルバージョンで実施をします。皆様にもぜひ会場まで足を運んでいただき、本市の消防団員の雄姿を御覧いただきたいと思います。
さて、令和5年も残すところ二十日足らずとなりました。現在長崎県では、平成30年以来となるインフルエンザ流行警報が発表されております。
これから寒さが厳しくなってまいりますので、議員の皆様におかれましては、体調に十分御留意され、御健勝にて輝かしい新年をお迎えになられますことをお祈り申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。