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2022年第2回諫早市議会定例会 閉会挨拶(2022年3月22日)

以下は、2022年3月に行われた諫早市議会での、大久保の閉会挨拶となります。テキスト化し掲載いたします。

閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、2月25日から本日までの26日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定を頂き、誠にありがとうございました。
今期定例会における代表質問、一般質問並びに議案審議で頂戴しました御意見につきましては、今後の市政運営に活かしてまいりたいと思います。
また、追加上程しました人事案件につきましても、特段の御配慮を賜り、誠にありがとうございました。

ロシアによるウクライナ侵攻につきましては、去る3月2日にロシアのプーチン大統領に対し、侵略行為を直ちに中止し、平和的解決への道を探ることを強く求める抗議文を送付したところであります。
また、日本国政府は、人道的観点からウクライナの避難民を受け入れるとともに、日本国内に身寄りのない避難民の受入れや支援を行う意向のある自治体や企業と連携していく方針を発表しました。
これを受け、本市においてはいち早く避難民の方々に住居を提供する意向を表明し、政府などから要請があれば速やかに受入れられるよう準備を進めているところであります。
今後も、核兵器のない恒久的な平和を願う平和都市諫早宣言の理念に基づき、関係機関と連携しながら世界平和の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。

新型コロナウイルス感染症につきましては、3月6日をもって長崎県を対象とするまん延防止等重点措置が解除されたところでありますが、新規感染者数の急速な減少とまでは至っておりません。予断を許さない状況が続いておりますので、今後も市民お一人お一人が感染拡大を防止するための行動を取ることが重要となってまいります。
感染拡大防止の切り札とされるワクチン接種につきましては、市民の皆様の御理解と関係機関の御協力も得て順調に実施することができており、昨年12月から開始した3回目接種におきましては、3月19日現在、18歳以上の対象者11万3,680人のうち約5万9,200人が接種済みであり、接種率は52.0%と全国及び長崎県の平均接種率を大きく上回っている状況であります。
また、5歳から11歳を対象とした小児の接種におきましても、3月7日から小児科を中心とした8つの医療機関で個別接種を開始しており、さらに4月2日からは健康福祉センターでの集団接種も開始する予定であります。特に、小児のワクチン接種につきましては、お子様、保護者、御家族で十分に話し合い、御検討頂きたいと考えております。

先週土曜日に開幕しました第94回選抜高等学校野球大会におきまして、大会2日目に登場した長崎日本大学高等学校が滋賀県の近江高等学校と対戦しましたが、惜しくも初戦突破とはなりませんでした。それでも、最後まで全員野球で諦めない選手たちの姿は、私たちに希望と感動を与えてくれました。選手の皆さんには、ぜひ胸を張っていただき、また次の目標に向かって頑張っていただきたいと思います。

今月12日に、東京体育館において引退イベントに臨まれた内村航平選手でございますが、御両親をはじめ多くの国民が見守る中、6種目やってこそ体操という信念の下、全種目を貫徹し、御自身の体操人生に一つの区切りをつけられました。改めまして、内村選手のこれまでの御功績と御努力に対し、深い敬意と感謝の意を表しますとともに、今後も体操への情熱はそのままに体操競技の普及に向けたさらなる御活躍を期待しております。

来る9月23日、いよいよ西九州新幹線の開業を迎えます。この開業を半年後に控え、諫早駅の交流広場において、今月20日から4月3日までの15日間、諫早駅スプリングフェスティバルを開催しております。このイベントでは、150年前に我が国初の鉄道として新橋・横浜間に導入され、島原鉄道にも縁の深い1号機関車を原寸大の段ボールで複製したものを展示するほか、26日には、20日に引き続き島原半島3市と連携した諫早・島原半島物産展を開催いたします。市民の皆様におかれましては、お誘い合わせの上、ぜひ御来場頂き、地域一丸となって新幹線の開業を盛り上げてまいりましょう。

さて、現在整備中の諫早駅東口の公共交通広場につきましては、ゴールデンウイークの初日となる4月29日の午後1時から供用を開始し、タクシーの乗り入れを開始することとしました。また、これに先立ちまして、当日4月29日の午前中には、交通広場の開通式を執り行いたいと考えております。
なお、諫早バスターミナルにつきましては、5月中旬から路線バスが公共交通広場への乗り入れを開始するとともに、iisaビルの1階では、長崎県交通局が運営するバス待合所がオープンする予定となっております。これにより、バスターミナルが駅と直結することになりますので、市民の皆様、そして本市を訪れる皆様にとって大いに利便性が向上するものと考えております。

去る2月28日に、諫早市長野土地区画整理準備組合から本市に対し、大型商業施設(仮称)ゆめタウン諫早の立地に関連した地区計画書の提案書が提出されました。提案の内容につきまして、慎重な審査の結果、本市のまちづくりに資する内容であると判断し、令和4年3月18日付でこの提案を採用したところであります。
今後は、市街化調整区域における大型商業施設の立地を含む新たなまちづくりに必要な地区計画を都市計画決定し、事業者において土地区画整理事業による開発の手続などが進められていくことになります。大型商業施設の出店につきましては、地域経済の活性化や雇用の創出などにつながるものであり、早期の実現を期待しているところであります。

現在、国において進められております高規格道路島原道路のうち諫早南バイバス線の長野インターチェンジから栗面インターチェンジまでの約3キロメートルにつきまして、5月末の供用開始が予定されております。この区間が完成しますと、諫早インターまでの約7キロメートルの整備が完了し、移動時間の短縮や交通量の分散による渋滞の解消など、市民生活の利便性が大きく向上するものと考えております。
本市では、この開通を記念するイベントとして、4月24日に、供用開始に先駆けて新しい道路を歩いてもらう市民参加のウォーキング大会を開催する予定であります。地域の方々をはじめ多くの市民の皆様に御参加頂き、新しくできた道路を共に歩いてお祝いしたいと考えております。

全国を花の便りが駆け巡り、春の訪れを告げる中、去る15日には中学校で、また17日には小学校で卒業式が執り行われ、子どもたちは先生や仲間との別れを惜しみつつ、それぞれの夢へ向かって慣れ親しんだ学び舎を巣立っていきました。
また、市職員におきましては、この3月末をもちまして、ここに出席しております中田総務部長、中村政策振興部長、井上議会事務局長、梅林上下水道局次長をはじめとした34名の職員が退職をいたします。長年にわたり市勢の発展に御貢献を頂きました御労苦に対しまして、議員の皆様方とともに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

令和3年度も残すところ10日足らずとなりました。そして、4月からは新しい組織に新しい人材も登用し、「来てよし、住んでよし、育ててよし!あなたのまち・諫早!!」の実現に向けたチャレンジをさらに加速してまいります。
議員各位におかれましても、より一層の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。

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