メディア・情報公開

2021年第7回諫早市議会定例会 閉会挨拶(2021年12月15日)

以下は、2021年12月に行われた諫早市議会での、大久保の閉会挨拶となります。テキスト化し掲載いたします。

  

閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、11月26日から本日までの20日間にわたり開催されましたが、議員の皆様におかれましては、各案件につきまして、慎重かつ熱心な御審議を賜りますとともに、それぞれ御承認、御決定をいただき、まことにありがとうございました。今期定例会における一般質問並びに議案審議でちょうだいいたしました御意見につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと思います。

新型コロナウイルス感染症につきましては、10月29日に新規感染者1名が公表されて以降、市内において新たな感染者は確認されておりません。しかしながら、新たな変異株であるオミクロン株の報告など、予断を許さない状況が続いており、既にワクチン接種がお済みの方も含め、マスクの着用、手指消毒、換気といった基本的な感染対策を徹底していただくなど、再拡大を招かぬよう、引き続き、市民の皆様の御協力をお願いいたします。
また、本市における3回目のワクチン接種につきましては、12月から接種が可能となる医療従事者に対し接種券の発送を開始いたしております。現在のワクチン接種状況及び3回目の接種計画につきましては、参考資料をお手元に配付しておりますので、後ほど御覧いただきますようお願いいたします。

現在、開会中の臨時国会におきまして、補正予算としては過去最大となる35兆9,895億円の経済対策等関連予算が審議中でありますが、さらにこれを政府内で編成中の令和4年度予算案と一体化し、16カ月予算として位置づけることで国として切れ目のない財政出動を行っていくとの方針が示されております。
本市といたしましても、経済対策や新型コロナウイルスへの対応につきましては、国の動きに歩調を合わせた、速やかな補正予算の編成と執行が必要になってくるものと考えております。

特に、子育て世帯への臨時特別給付金の高校生分などに係る補正予算につきましては、迅速に対応し、今期定例会で可決いただきました中学生以下の子どもの分と併せ、年内に支給を開始したいと考えておりますので、市議会におかれましても御理解を賜りますようお願い申し上げます。

先月30日に総務省から公表されました令和2年国勢調査の確定値によりますと、諫早市の人口は13万3,852人で5年前の前回調査と比べ4,226人、率にして3.1%の減という結果でありました。
減少率は、県内市町の中では低いほうでありますが、前回のマイナス1.9%に対して減少率が拡大しており、まさに待ったなしの状況であります。

若い人が諫早にとどまって住める環境を整える。そのための前提条件となる線引き制度の廃止を含めた土地利用政策の大胆な見直しや徹底的な子育て世代の応援など、様々な方策を講じて諫早市の人口増加に果敢にチャレンジしていかなければならないと考えているところであります。

先月10日に秋田県の養鶏場で今シーズン初となる高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されて以降、九州におきましても、鹿児島県と熊本県において発生が確認されております。これまでに県内での感染事例は確認されておりませんが、本市としましては、県をはじめ関係機関と連携し、市内の養鶏農家に対して防疫対策の再徹底を呼び掛けるなど、発生予防対策に万全を期してまいりたいと考えております。

本日15日から24日までの10日間、県下一斉で交通事故の防止に取り組む年末の交通安全県民運動が実施されます。特に年末年始はお酒を飲む機会が増えると思いますが、飲酒運転による交通事故で尊い命が失われている事実を今一度心にとどめ、「飲酒運転は絶対にしない、させない、許さない!!」という強い意志を持って飲酒運転の根絶に努めてまいりましょう。

先月20日から23日にかけて新潟県津南町で開催されました第81回全日本ウエイトリフティング選手権大会におきまして、諫早農業高校出身で高来町在住の山口洋文選手が男子89キログラム級で、トータル323キログラムの成績を収め、見事2位に入賞をされました。また、先月28日に宮城県で開催されました第41回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会では、諫早高校陸上部出身の森智香子選手と弟子丸小春選手がメンバーとして活躍した積水化学チームが2時間13分3秒の大会新記録で初優勝を飾るなど、改めまして、スポーツのまち諫早だと実感したところであります。

文化の面では、脚本家の故市川森一さんの業績をたたえる顕彰碑の除幕式が先月27日、関係者の方々によって執り行われました。諫早図書館の傍らに建てられたこの顕彰碑には、俳優の役所広司さんが揮ごうした「魂よ 元気を出せ」との言葉が示されております。

コロナ禍で重苦しい空気が漂う中、この言葉のように、私たち一人一人が魂を元気にして、力を併せることでこの難局を乗り切ってまいりましょう。

来年には、いよいよ新幹線がやってきます。諫早駅の再開発ビルiisaでは、先月27日に開店したV・ファーレン長崎と長崎ヴェルカの公式グッズショップをはじめ様々な店舗などが順次開業し、賑わいを増しているところであります。
来年、春ごろには、駅東口の交通広場が完成し、バスターミナルも移転・開業する予定となっております。多くの人やものが行き交うこの交流拠点を生かしながら、「来てよし!」のまちづくりを進めてまいります。

新成人の門出を祝う令和4年諫早市成人式を年明けの1月9日、諫早文化会館において開催いたします。今回は、会場への入場を新成人のみに限定させていただくとともに、来賓も例年より大幅に削減するなど、感染症対策を講じた上で開催するよう準備を進めております。
なお、民法の改正によりまして、令和4年4月1日から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられますが、18歳とした場合、大学受験や就職準備のため式典に参加できない方が多数見込まれることなどから、令和4年度以降の式典につきましても、これまでどおり、20歳の皆さんを対象として開催していきたいと考えておりますので、市民の皆様の御理解、御協力をお願いいたします。

また、1月10日には新春を飾る消防出初式を開催いたします。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い開催できませんでしたが、今回は、アーケードでの観閲行進を中止するなど、規模を縮小し、感染症対策を講じた上で開催することとしております。
一般の方々には、諫早市体育館で執り行う式典への御来場は御遠慮いただきますが、本明川での一斉放水はこれまでどおり実施いたしますので、ぜひ御覧いただければと思います。

さて、令和3年も残すところあと2週間余りとなりました。これから寒さが一段と厳しくなってまいります。議員の皆様におかれましては、体調に十分御留意され、御健勝にて、輝かしい新年をお迎えになられますようお祈り申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。

PAGE TOP