仕事始め式にて行いました、職員向け年頭あいさつを掲載いたします。

皆様、新年明けましておめでとうございます。令和４年、仕事始め式にあたり、一言ごあ
いさつを申し上げます。

本日は、林田議長にもご出席をいただいておりまして、誠にありがとうございます

皆様方、年末年始はゆっくり休めましたでしょうか。昨年末から、オミクロン株が世界で
流行し、日本においても感染拡大が懸念されております。本市におきましては、２月１日か
らいわゆるブースター接種、高齢者の方々を優先して接種をしていくことになります。しっか
りと第六波に備えていきたいと思います。また、治療薬である飲み薬もおそらく普及してく
るでしょうから、期待をしながら職員一丸となって感染防止対策に気を付けながら地域経済
の立て直しをしていきたいと思っております。

いよいよ、今年の秋には西九州新幹線の一部が開業します。その開業に合わせ、諫早駅の
リニューアルをしてまいりました。分譲オフィスなどの開業も随時進んでいくと思われます。
そして、新しい諫早の顔として、諫早駅を拠点としたさまざまな地域への二次交通を含めた
この公共交通計画の策定も進めてまいります。
そして、諫早駅東口の公共交通広場が今年の春に、西口の交通広場が今年の夏に整備が完
了予定です。それから東口の北側、市の先行取得地における県の組織再編も含めた移転等々、
駅周辺の再整備、また、県営バスターミナルも諫早駅に入ってまいりますので、ターミナル
の跡地も含めた今後の在り方をぜひ皆さんと一緒に考え、諫早の玄関口としての諫早駅をし
っかり整備して多くの皆さんに来ていただけるようにしていきたいと思っております。

諫早湾干拓事業におきましては、今年の３月に判決が出される見込みであります。本市に
おきましては防災の観点から諫早湾干拓問題は非開門という考えであり、国も非開門を前提
とした和解協議を進める考えであります。そういう中、昨年は長崎県選出の金子農林水産大
臣が就任をされました。このことは非常に心強く感じておりますし、１日でも早くこの干拓
問題が決着して、干陸地、あるいは堤防道路、調整地を有効活用した事業の展開を期待して
いるところであります。

今年は寅年であります。干支のトラとういう字は、動物のトラではなく、うかんむりにや
をひきとめると書きますが、中国ではその字は草木が伸びるという意味で使われています。
寅年は、その春が来て根や茎が生じて成長する時期ととらえれば、先人の皆さん方が種をま
いてその芽を出して、それを大きく伸ばしていく新年になるのではないかと思っております。
先ほどの新幹線開業、あるいは島原道路の延伸、南諫早産業団地、あるいはソニーの拡張
など含めて大きな事業が展開する中で、人やモノの循環が良くなり、そして地域経済、諫早
市の総生産を伸ばしていく、同時に市の税収も伸ばしていく、そういう年にしたいと思って
おります。

一方、トラはトラでも動物のトラと言いますのは果敢に挑んでいくイメージの動物であり
ます。まさに私の「炎のチャレンジャー」ということで、まずは当初予算の編成をはじめ、
至るところで大久保市政をアピールしていきたいと考えております。
その大きな取り組みの一つが４月の機構改革であり、これは１１年ぶりの大改革でありま
す。部の設置で言いますと財務部に政策振興部を追加して「企画財務部」で総合的な企画立
案と財政運営の一体化を図り、新規事業の予算の裏付けを検討できるようにします。健康福
祉部は、子育て支援の拡充を図るための「こども福祉部」と、高齢者や健康関連を担う「健
康保険部」に分けました。市民生活環境部は、移住定住推進課を創設するなどして「地域政
策部」に改編することにいたしました。商工振興部は、文化とスポーツの振興に関する業務
を移管して交流人口の拡大と経済の活性化を図るため、「経済交流部」といたしました。
課の新設で申し上げますと、総務部に新たに「危機管理課」を設置し、自然災害などに強
いまちづくりにむけて市役所の組織体制を強化いたします。また、同じ総務部に「デジタル
推進室」の新設をし、デジタルトランスフォーメーション社会にも対応できるようにしてい
きたいと考えております。どうぞ皆様におかれましては、業務の見える化を進めていただき、
その中で必要なものはデジタルに変換をしていくということで、ぜひ、デジタル中心に後押
しをよろしくお願い申し上げます。

私は、就任当初から職員の皆様方にチャレンジと連携の姿勢で常に成果を追及する組織で
ありたいと申し上げてまいりました。今回はそのための改編でもあり、組織の専門性を高め
ることで多様化していく市民のニーズや新たな行政課題への迅速柔軟に対応していきたい
と考えております。コロナ禍で数々の懸案事項がありますが、職員の皆様方と一緒に新しい
諫早市を創りあげていきたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
結びに、本日ご出席皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げまして私の新年のごあいさつと
いたします。